今回は、現在のパートナーの方と出会ってから6ヶ月間、じっくり交際を深めてご成婚されたMさんにインタビューをさせていただきました。
交際を進めていく中では、ご自分でも結婚を望んでいるはずなのに、早い展開に戸惑ったこともあったMさん。
その葛藤を抱えつつも、パートナーの方と幸せになるという選択をされました。
ゆっくりじっくり交際を進めたい派の方へ、おすすめのインタビューです。
今回は会員様のお写真がなかったため、成婚退会後にお送りしたメッセージのお写真です♪
20代の恋愛と違うのは、一緒にいて楽な人がよくなってきたところ
早織:自分の20代までの恋愛ってどんなものだった?決めてた恋愛感はある?
Mさん:20代は一緒にいたら楽しい人って言う感じでした。
自分のタイプはこうと決めたら、そこからブレない人が多かったかも。
タイプはその時によって結構違ったんですけど、痩せてる人とか坊主の人がブームだった時がありますね。笑
早織:30代を超えて20代を振り返った時に、恋愛のギャップはあった?
Mさん:一緒にいて楽な人が良くなってくるというのが本音ですね。
早織:20代の時は、楽というよりは刺激って感じだったの?
Mさん:刺激とも違うんですけど、私もクリエイティブな仕事をしてるので、20代も30代も、クリエイティブな仕事をしている人が好きというのは一貫してました。
その部分はあんまりぶれてないんですけど、自分も仕事を続けていく上でそれを理解してくれるかどうかは結構ネックにはなったかもしれないですね。
その部分が30代はより強くなったかもしれないです。
相手の意思もありますけど、仕事を続けることに対してどういう意見を持ってるかは、お見合いの時から聞いていました。
私は自分の仕事が好きだから、そこに対して拘束がある人は合わないかなと思ってました。
例えば、仕事終わって帰ってすぐに一緒にいる時間が欲しいとか。
17時18時に仕事が終わって、一緒にご飯を食べるとかは難しいなって感じてたりしました。
早織:20代と30代で恋愛に発展しにくいみたいな壁は感じなかった?
Mさん:それはあまりないかもしれないですね。20代は20代で彼がいない時も結構あったので、そこはあんまり感じなかったです。
−結婚したいなと考えるようになったのはいつ頃からですか?
Mさん:2年前くらいからです。私は結婚願望が元々そんなになかったんです。
実は今のパートナーの人も、今でも結婚願望が全然ないって言っていて。笑
−仕事と結婚に対しては、どんな価値観を持ってましたか?
早織:仕事に比重を置いてたよね。
Mさん:はい。仕事に比重を置いてました。それが良くも悪くもって感じなんですけど。
早織:結婚と仕事って両立できると思う?
Mさん:まだそこに関しては分からないですけど、両立したいと思ってます。
−お仕事に比重を置かれていたMさん。
お話を伺っている中でも、お仕事を大切に思うお気持ちが伝わってきました。Mさんの大切にされているお仕事を含めて、Mさんを想ってくださる方と出会われたんですね。
相談所に入って結婚した先輩がきっかけで、相談所での活動をはじめました
−次は、結婚相談所に入ろうと思ったきっかけを伺っていきたいと思います。
相談所に入る前は、婚活はされていましたか?
Mさん:はい。誘ってもらったりして、婚活パーティーによく行ってました。
だけど、パーティーは出会いの一つだと思いますし、それでうまく行く人もいると思うんですけど、自分にとってはあまり効率はよくない気がするというのはあったかもしれないです。
早織:結構色々私のイベントにもきてくれましたもんね。
Mさん:そうですね。色々楽しいイベントがあったので、参加させていただいてました。
−早織さんとは、どんなきっかけで出会われたんですか?
Mさん:いろんな仲人さんが集まってされてた婚活パーティーです。
参加していたら早織さんが声をかけてくれて、早織さんの主宰されてるパーティーに誘ってもらって、遊びに行ってみたいな感じでした。
早織:先輩と一緒によくきてくれてましたもんね。
−パーティーでの婚活から、結婚相談所に入ろうと決断したきっかけはありますか?
Mさん:前の会社の先輩で相談所に入って結婚した方がいて、それが一つのきっかけでした。
早織:近くでそういう経験している人がいると背中押されますもんね。
Mさん:そうですね。
早織:うちに入ろうと決めてくれた理由はなんですか?
Mさん:それは早織さんの人柄ですね。いいなって思ったので。
早織:嬉しい!言わせたみたい。笑
これで本当に結婚できるのかな?という不安はありました
−結婚相談所に入る前はどんなイメージを持っていましたか?
Mさん:これで本当に結婚できるのかなとか、ちゃんと結婚できる人に会えるかなとかはすごく思ってました。分かんないなっていう不安はありましたね。
早織:相談所での活動で、辛かったことや苦しいと感じたことはある?
Mさん:年齢も年齢なので、今の市場って言ったらおかしいですけど、客観的に見た時にそうなんだなって改めて思うことはありました。
もうちょっと早く始めればよかったのかなとは思ったんですけど、しょうがないよなって。
−結婚相談所を使ってみて良かった所はどんなところですか?
Mさん:コンスタントに出会いのチャンスがあるのはいいなと思いました。
早織さんも、最初の頃に色んな女性とお話をする会とかも開いてくれていたので、そこで話を聞けたりしたのも良かったです。
そういうつながりですかね。
リアル交換会(色んな相談所の会員さんが直接出会う会)で他の相談所の仲人さんから色んなアドバイスをもらえるのも面白かったです。
他の仲人さんのアドバイスもちょっとずつ違うから他の意見としていいのかなって。
早織:お見合いする中で、自分の課題やうまくいかないと感じることはあった?
Mさん:進め方がよく分からないっていうのはあったかなっていうのと。
何回か会ってみてこれ違うのかなって思ったら次に進められないから、自分が良くないのかなと思ったりとか。
他の人はどうなんだろうとか考えてた時はありますね。
自分が問題があるのかなとか。
良くても悪くてもなんですけど、他の人どうしてるんだろうと言う興味はありました。
−お見合いのメリットやデメリットはどんな所でしたか?
Mさん:目的がある程度はっきりというか、明確な方が多いんじゃないかと思っています。
結婚に向けてということが一番わかってるし、ある程度素性もわかってるし。
そこは1からスタートするよりはメリットなのかなって思います。
デメリットは、やっぱりちょっと自然じゃないから、こっちも緊張するし、スピード感は気になったのはあるかも。
今でもそれはどうなのかよく分からないところはあります。
スピードが速い。自分でもそれは望んでるはずなんですけど、難しいですよね。
早織:ホメオスタシスですね。ホメオスタシスは現状維持を好む人間の機能で、今の環境を維持したいと思っちゃうから、自分は進むことを望んでるはずなのに不安とか恐れの感情が出ちゃうんですよね。
−婚活を進めていく中で、もっと早く始めればよかったと考えた時もあったMさん。
ですが、色々な方の意見を柔軟に取り入れて、前に進まれていたことが伝わってきました。
初めて長い時間一緒にデートしてみて、なんか違和感ないし居心地いなと思うことがその先に行きたいなと思うきっかけ
−今のパートナーと出会ったときのお相手の印象はどうでしたか?
Mさん:印象は悪くはなかったんですけど、不思議な人だなと思いました。笑
会話は楽しかったけど、後から聞いた話だと最初ちょっとムッとしてたのかなって今では思ってて。
私も全然覚えてないんですけど、私は時間通りに行ったつもりだったんですが向こうが先に来ていて、待つ時間が長かったからそこに対してだと思うんですよね。待ち合わせ時間にはちゃんと行ってたんだけど、それで結構待ったって言ってましたね。
男性はちょっと早く来ますよね。
早織:男性には仲人さんもちょっと早く行った方がいいよって言ってますよね。だから早めに着いてたんだと思います。
−今のパートナーの方と進展していきたいと感じたきっかけはありますか?
Mさん:一緒にスノーボードに行ったんですよね。それまでは短い時間でランチ食べるとかでしかあったことなかったんですけど、初めて朝から夕方くらいまでずっと一緒にいて、それからかなと思います。
早織:やっぱり初めて長い時間一緒にデートしてみて、なんか違和感ないし居心地いいなと思うことがその先に行きたいなと思うきっかけにはなるってことですよね。
Mさん:そうですね、1日一緒にいてみていい人だなって思いました。
−スノボに行くまでは何回くらい短いデートをされていたんですか?
Mさん:10回くらいは会ってたかも。1週間に一回は絶対あってたんですよね。
相手から今週どうしますって連絡をもらってました。
−連絡の頻度は活動されてる方は皆さん気になるところだと思うのですが、どのくらいの頻度で取り合っていましたか?
Mさん:連絡は毎日か2日に一回は来てたんですよね。結構コンスタントに来てました。
早織:成婚する人は100%毎週会ってます。これは絶対。
学生時代の親友って、毎日一緒にいましたよね?そのくらいにならないと仲良くならないんですよね。
夫婦になったら毎日一緒にいる関係になるわけだから。
仮交際はスタートがすごく大事なんです。
お見合いして2週間たって、デートして、よし毎週会おうってなっても、会わないんですよ。
だから、最初のデートってすごい大事で、絶対にリスケしちゃダメ。
意地でも行かないとダメ。
ここでリスケしちゃうと一気にお互いのテンションがガンと下がっちゃうんです。
1回目のデートを1週間から10日でちゃんとデートして、そこからコンスタントに会わないと、人生で必要じゃない人だから後回しにしてるっていうことだから、最初がすごく大事なんです。
彼の頑張りですね。
早織:彼って最後に彼女がいたのはいつとか聞いてます?
Mさん:2年くらいたつのかな。
早織:男性って基本毎日仕事で戦ってるから、恋愛をしてる期間から何年か離れていると女性の細かい扱い方忘れちゃうの。
ヒールだからこのペースで歩いてあげようとか、クーラーあたってない?とか。気づかないだけなの。
彼もそうだったんじゃないかな。悪気もないし。
Mさん:そうみたいですね。最近は全然お店も3つくらい探してくれるし。
早織:育ててる育ててる。笑
言ってあげると、そこ気にすればいいんだってわかるから言ってあげたほうがよくて。
Mさん:そう、気がついてないみたいですね。全く。
早織:そんなことが嬉しいんだって気がついてないだけなんだよね。だから言ってあげた方がいい。伝え方は大事だけど。
−一緒の時間を過ごして行くこと、こまめに会ってお互いの生活の中に溶け込んでいくことが、仲を深めて行くために大切なんだと言うことがよく分かります。
Mさんも時間をパートナーの方としっかり時間を作って関係を深めて行ったからこそ、成婚というゴールへ向かうことができたんですね。
今のパートナーは、今まで自分がしてきた恋愛とは全然違うタイプの人でした。
−今のパートナーと結婚を意識したのはいつ頃ですか?
Mさん:それは結構最近で、成婚する前の1、2ヶ月前くらいですかね?
−真剣交際から成婚まではどのくらいだったんでしょうか?
早織:結構かかったかよね。
Mさん:2、3ヶ月くらいかな。仮交際も含めると半年くらいかも。私も慎重派なので。
早織:今のパートナーを選んだ決め手はどんなところ?
Mさん:優しいからですかね。
今も色々違うなとかペースがとかあるんですけど、私が言ったこととか気にしてることは結構相談に乗ったり話してくれるから、そこが意見が合わないけど真剣に考えてくれるのは嬉しいなと思います。
早織:今のパートナーは今まで自分がしてきた恋愛とか、男性とか、価値観とかの考えていた通りの人?それとも全然違う人だった?
Mさん:全然違うタイプの人かも。
−全然違うタイプの方でも結婚を考えられたんですね。
Mさん:そうですね。確かに。全部が全部ってわけじゃないけど、思ってるタイプとは違うなって。
−今までは「恋愛」だったけど、「結婚」だったからタイプが違ったというのはありますか?
Mさん:それ結構難しいですよね、どっちもあるんですけど。
私もちょっとそういう気持ち(恋愛)がないといけないなは思ってて、その人はそういうのがあったんですよね。だからかなとは思いますね。
でも確かに結婚を考えてというのももちろんありますよね。
だからどっちもあるんですよね。
早織:うちの相談所は結婚できる人と恋愛しようよって言ってて。
ほとんどの人は恋愛をして、恋愛からなんか結婚に発展するかなーみたいな感じで結婚を見据えずに恋愛をはじめるじゃないですか。
だからボトムアップ型って言ってるんだけど、下から恋愛していったら、結果周りの環境で結婚するんだって。
これって実は離婚に繋がりやすいパターンで。
トップダウン型で結婚を考えられる人と恋愛したら一番早いし、幸せじゃんって。
結局そういうことだと思うんですよね。
結婚を考えて婚活していて、恋愛ができるなって思ったっていう。
Mさん:最初は全然そんなの思えなかったんだけど、意外と大丈夫だったみたいです。
恋愛を考えられたタイミングは、やっぱりスノーボードに行ってからかなって。
行ってみたら意外と大丈夫かもしれないってなった。
不思議ですよね。
相談所で活動して、これまでと違う考え方ができるようになりました。
−結婚相談所で活動してよかったなと思うことはありますか?
Mさん:さっきも言ったけど出会いのチャンスはいっぱいありますよね。早織さんみたいに相談できる方もいるし。
それは、壁にぶち当たった時に一人で考えるより解決する糸口になりますよね。
やっぱり、恋愛感っていうのが結構違う考えかたができるようになったかなって思います。
いつも嫌なことが見えた時にどうしようって思っていて。
一つならいいけど、二つ三つと重なった時に、どういう考え方をしたらこの人とやっていけるかとか、そういうのを考えるレッスンができるんじゃないかなって。
−これから二人でどんな人生を歩んでいきたいなと考えていますか?
Mさん:お互いパートナーができるっていうのは一人より心強いのかなって思うので、パートナーといてずっと一緒にいられたらいいなって思います。
一緒にやりたい目標があるので、そこもクリアになっていけるといいかなって思います。すり合わせをして。
−過去、婚活している自分に今の自分から声をかけるとしたらどんなことを伝えますか?
Mさん:早く始めたほうがいいよって感じですね。笑
年齢とかあったらもうちょっと色々お会いできるタイミングもあったかなって思うので。
−これから相談所に入ろうか悩んでる人がいたらどんな風に背中を押しますか?
Mさん:1回入ってみて経験したらいいと思います。出会いがないなら出会いがあるので。
−最後に、旦那さんとの関係を例えるとどんな言葉になりますか?
例えば、戦友だったり兄弟だったり…
Mさん:友達に近い感じかも。
悩みも話せるんだけど、ベタベタの恋愛って感じじゃないですね。20代はそういうのもあったかもしれないけど。
友達とか戦友?って感じなのかも。戦いはないんですけど。笑
早織:私も旦那とは時には恋人、時には親友、時には夫婦みたいな感じ。
基本は親友が一番近いかも。
恋愛っぽい関係を続けようと思うと依存が入ってこないとだから、自立でお互い自分の道を歩きながら二人の道も歩くって感じなのかな。
Mさん:自分年取ったかなって思うんですけど、そうなんですよね。
個があるから、ここで合わせるっていうのは上手くお互いもうできない。だから親友みたいな距離感とかがちょうどいいのかなって思うんですけど。
若くて柔軟な姿勢があればもっといけるのかもしれないけど。
早織:それは恋愛結婚だろうが、結婚相談所だろうが変わらないかもしれないですけどね。
同じ価値観を持つよりも、認め合えるほうが面白いって私は思うから違くていいのかなって。
−活動の中でパートナーとの関わり方、恋愛感への考え方が変わってきたと言う言葉が印象的でした。
Mさんが柔軟に考え方を変化させてきたことが、今のパートナーの方を引き寄せ、成婚へとつながっていったのかもしれません。
デートの回数など具体的なこともお話しくださり、現在活動されている方のヒントにもなったのではないかと思います。本当にありがとうございました!
テキスト:Agum仲人 松浦みづほ(https://ameblo.jp/ka-uni/)