今回は、相談所へ入会してから約6ヶ月で成婚退会されたSさんのインタビューです。
インタビューの際はパートナーのUさんもご一緒でしたので、お二人からお話を伺うことができました。
交際中は結婚相手ではなく友達かな?と思っていたこともあるお二人。
ですが、今ではお互いをかけがえのないパートナーとして過ごされています。
「友達」から「かけがえのないパートナー」へ、どんな風に気持ちの変化が起こっていったかもお話しくださり、婚活中の方必見のインタビューとなっています。
やらない後悔より、やってから「会えなかったらそういうタイミングじゃなかったんだな」と思おう
−お二人が結婚相談所での活動を始めたきっかけを教えてください。
S:きっかけは、なんとなくなんです。
早織さんがされていたフェイスブックライブを見て占いをやってもらったんですけど、このタイミングで相談所のことを聞いたので興味深くて。
前から動かないと変わらないとは思っていたから、動くならお世話になってみようかなと思ってご連絡しました。
やらない後悔より、やってから「会えなかったらそういうタイミングじゃなかったんだな」と思おうと思って、行動を移したって感じです。
U:僕は相談所への登録自体は結構古くて。
仕事がある程度落ち着いて、その時点で30歳すぎてたので「一人だとな」となって登録をしました。
ここ最近本格的に活動していたのは、仕事がキツくなったから。
忙しくなったことがきっかけで、誰かと一緒にいたいと思いました。
−忙しくなったことで、誰かといる喜びを感じられたんですね。
U:そうです。
S:私はそこまでは聞いてなかったけど、忙しそうなレベルは私が思ってるのよりは高いなと感じていました。
今もそう感じてるところではありますけど。9月ごろに上のポジションになっているというのは聞いていたので。
U:一回役職なしになって動きやすくなったんですけど、9月の後半くらいでいなくなっちゃう人がいて、ワンオペになったことで忙しくなってしまったんです。
−Uさんはかなりお忙しかったんですね。お休みも週に一回と伺いましたが、Sさんとのデートはどのくらいの頻度でされてたんでしょうか?
U:2週間に一回くらいでした。ちょうど仕事が忙しくなる時期で、毎週っていうのは難しかったんです。
S:コロナでイレギュラーってことも言ってたもんね。
−デートは2週間に一度くらいだったんですね。
デートの感覚が空く分、LINEなどでの連絡は頻繁にされていたりとか?
U:実は連絡も2〜3日に一回くらいで。
実はその時は若干マンネリ化したこともあって、なんとなく義務的になってしまっている自分がいました。
お互いに思ってたけど、これただの飲み友達じゃない?ってなってしまってました。
−「友達だな」みたいな関係から、パートナーになれるかもとなったのは、何かきっかけがあったんでしょうか?
S:私が覚えてるのは、水族館に行って手を繋ぎたいと言われて、やっと手をつなげるのかなと思ったっていうところがありました。
そこに行くまでに3ヶ月くらい空いていて。
会ってはいるけど、ご飯食べたら「じゃっ」て終わってたから、ルーチン化してしまってて飲み友かなってなってました。
U:そこまでの時には触れるタイミングが取りづらかったっていうのはあります。
ボーリングでハイタッチくらいはあったけど、明るいところだったから雰囲気的にもどうしようかなって。
−水族館が薄暗かったのがよかったんですね!
Uさんとしては手を繋ぎたいなという気持ちは、なかなか言えない感じだったのでしょうか?
U:言っていいやら悪いやらで。
友達のような感覚で居心地いいし、逆にグッといくタイミングがなかなか掴めずどうしようかなと悶々とする時期がありました。
ただ、それくらい居心地よく続けていられるなら、これから先もずっと長くいられるかなと。
決め手は12月に毎週会い始めて、どうしても1週間空けないといけなくなって、「あ〜会えないと寂しいな」と感じて、これはいないと無理なんだなとなりました。
S:これは私も言ってもらって、「私もそう思ってた」と。
忙しいから会えないのに、こちらから連絡するのもなって思ってたから。
−お互いが遠慮されていたんですね。
U:生活習慣が6時間くらいずれてるから連絡するタイミングが難しかったです。
普段の生活の中では出会えなかった人と出会える場所
−結婚相談所へ入る前はどんなイメージを持たれていましたか?
S:出会えるなら自然に出会えた方がっていうのはありました。他の人もそんな風に言うイメージが強くて。
だからどんな人いるんだろうって思っていました。
友達にも、まだいいんじゃない?35歳くらいになったら入ったらと言われていて。
でもネットで調べた時に、例えば35歳で入ってどんどん需要がある年齢幅って広がってるじゃんと思った時に、その歳で入って出会う方が難しくないかなと思って。
自分では絶対に結婚しなきゃいけない恋愛体質ではないと思ってたけど、やるなら早くだなって感じだったので選択肢の一つとしてありだなって思いました。
ただ、お金がかかるなっていうのはありました。
でも、先にお金かけて出会えるなら出会って、ダメなら見切りをかけようと思って。
ネットでも相談所が最後の砦じゃないって言うのは見て、そうだなと思ってました。
塾に入ったからと言って希望の学校に絶対入れるわけじゃないのと一緒で、相談所入ったからって絶対に結婚できるわけじゃないよって読んだら、そうだよなって思って。
善は急げというか、相談所に対しては一つの選択肢だなって思ってました。
U:できれば自然にとは思ってましたけど、仕事柄自然な出会いは難しかったです。
仕事が終わるのも遅い時間ですし。
これは無理だなと思って、仕事が落ち着いたタイミングでいったん登録しました。
登録した時は全然出会えなくて、一昨年にIBJに変えてから出会えるようになりました。
−実際に相談所を使ってみての感想はどうでしたか?
S:相談所に入ってる人は偏りがあるよとブログで読んだこともあったけど、思ったよりもそういう人ばかりじゃないなと思いました。
まあ、申し込みを受けて私も興味あったからお見合いしたのに、なんでラウンジで10分で話が途切れるかなと思ったことはありましたけど。笑
でも、コミュニケーションもレベルの差はあれど極端に嫌な思いをした人はいなかったです。
相談所を使って私はよかったです。
U:なんだろうって思ったことは、何回かはありました。笑
でも、恋愛のように関係が壊れるわけじゃないから、普段の人間関係の中で気まずくなることがないという意味では気楽だなと思った。
(Sさんとのご縁も)普段の生活の中では行動が全然違うから出会えなかったと思うから、だからこそそういう意味では出会いがないなと思ってるなら登録しちゃえばいいのにって思ってます。
−お話を伺っていると、生活時間帯が違うから普通に暮らしていたら出会えないお二人が、結婚相談所という場所があったからこそ出会えたということを強く感じました。
沈んでいる時も、一緒にいると勝手に上がってくる
−お互いの第一印象はどうでしたか?
S:半年前なので忘れちゃったけど、優しそうだなと思った。
私はメガネをかけてる人が割と好きで。笑
多分、私はあんまりたくさんはお申し込みしてないと思うんですけど、プロフィールをちゃんと覚えてるのがUさんくらいしか本当にいなくて。
Uさんは写真を見て良さそうな人、プロフィール見て印象に残ったと言う感じでした。
会ってみたらお笑いで一緒に笑えたりでよかったーとか、かぶるところがあったのが安心したところ。
私に飽きずにいてくれるところがよかったです。
−最初のプロフィールの印象から、実際にあってみての印象は変化がなかったんですね。
S:そうです。変わりませんでした。
U:Sさんは話してみてすごく楽しい人だなっていう印象。元気で素敵な方だなと思いました。
−お互いの魅力はどんな所ですか?
U:一緒にいて元気でいられるところです。
S:包んでくれるところ、包容力があって懐が深いところかな。
U:お笑いの趣味が合うのが一番。沈んでいる時も一緒にいると勝手に上がってくるんです。
同じ感覚で笑えるのは大きくて、感じ方は違うのかもしれないけど、同じ時に笑ってる感じです。
漫画の趣味も、ご飯の趣味も一緒ですね。
S:私は、最近一緒に食べていて、好き嫌いはないんだろうけど、一人じゃないから普段自分だったら食べないものもこれからはチャレンジして欲しいなって密かに思ってる。笑
U:それも期待しつつ怖いなって。笑
S:昨日の晩ご飯も、8割完成くらいで帰ってくるの待ってました。
U:最後に味付け一緒にするとかそういう感じ。
−素敵!そんな風に一緒の時間を過ごせることが幸せですね。
そこで味の好みをお互いに知れるのもいいですね。
S:今味覚もすり合わせ中かな?
U:共有中ですね。
「なんか違和感ないし居心地いな」と思ったことが、その先に行きたいなと思うきっかけ
−結婚の決め手はどんな所でしたか?
S:こんなおおらかな人もう出会えないだろうなって。
居心地いいな、おおらかだなって思ってます。
私が適当だから、この適当さを面白がってくれる人じゃないと無理だなって思ってるんですけど、今のところ面白がってくれてるのかなって思ってます。笑
U:優しいって言ってくれてますけど、職場では厳しい面も出たりはします。
S:全部が全部ニコニコしてられるかって言うのはわからないし、まだ喧嘩したこともないから若干不安はあるけど、それもどうにかなるのかなって。私は結構楽観的ですね。
−お二人は一緒にいると本当に楽しそうです。
U:時々漫才化するけど。笑
怖いのは週一でいるから良い関係でいられているのかもいうのもあって。心配がないわけじゃないです。
ただ、職場の先輩に聞いたんですけど、その先輩は奥さんとしか付き合ったことがない方で、奥さんのこといまだに好きなんですよ。
その話を聞いていると、こっちサイドはとりあえず大丈夫かなって思ってます。
−婚活を成功させる秘訣はありますか?お二人なりの考えをお聞きしたいです。
S:とりあえず動く!
U:どうしても譲れないこと以外はなんでもありにする。こだわりを捨てる。
生理的に無理なものは無理する必要はないけど、願望としてこうだなばっかりを優先しちゃうと進めないし、その人のことも結局見えなくなっちゃうし。
「これがいいこれがいい」よりは、「これとこれだけはごめん無理」にした方が、いろんな人といろんな人から話がくるし、とりあえず会ってみようかなとか次行ってみようかなってなると思ってます。
−ところで、実はお見合いの数自体はそこまで多くないSさん。短い期間で婚活を卒業する秘訣はありますか?
S:会ってみないと、話してみないとわからないって言うのはありました。
どうしても生理的に無理とかがなければ、相談所入ってるからには仕事をしてるのは絶対大丈夫だと思っていたので、お断りする理由にはならなかったです。
U:僕はスタートダッシュはしなかったタイプです。
数は全然覚えてませんが、お見合いは週1回はしてないと思います。毎週は休めるかと言うと微妙な状況だったので、2週に一回くらいだったかな。
だけど、いただいた話は絶対的に生活空間が違うなって人じゃなければ会うようにしていました。
−この人だ!という人に出会うためには、出会いを重ねていくことがとても大切です。
そのフットワークの軽さがあったから、お二人が巡り合うことができたんですね。
こだわりは最低限に、とりあえず動くこと
−これから婚活する方へメッセージをお願いします。
U:さっきの質問と同じになっちゃうけど、こだわりは最低限にとりあえず動けばって思います。
S:私は、こだわりはすごくあった方ではなかったかなと思ってて。
網広げるじゃないけどそこからどう言う人がいいって言うのが難しかったから、自分の思うように動いてみて相談するのがいいんじゃないかなと思います。
−恋愛と結婚の違いは感じましたか?
U:今までしてきた恋愛とは違うなというのはあります。
S:目的地が決まっているというのはあるかなと思います。
最近友達と話したんですが、その子は合コンで出会った人と1年くらい付き合ってて。
自分はトントンと行けば今の人と結婚したいと思ってるんだと話したら早いねとびっくりされて。目的地が決まってると、そうなるのかなって感じました。
タイミングはそれぞれだからと思うけど、タイミングがそこだって思ってる人と出会えれば早く進んでいくのはそうだなって。
何年後に結婚したいから恋愛しましょうって言う人はいると思うけど、言葉にしなくてもそれ前提よねって言うところが相談所なんだろうなと思います。
生活が先にある。結婚は生活だから。
−では最後に、婚活する前の自分にメッセージを送るとしたらどんなことを伝えますか?
S:私は、動いてよかったんじゃないって感じです。
U:自分のこだわりから外れたところに、本当に欲しい出会いはあるよって伝えたいです。
例えば、僕たちは音楽は好きなものが違うんですよね。だけど漫画やご飯の趣味は同じで分かり合える。
あれもこれも一緒じゃないとって視野を狭くしてしまうと本当に相性の良い人と出会えなくなってしまうよって感じです。
恋愛は気持ち的にスイッチ入るのが先だけど、自分が12月に会えなかったことでSさんへの気持ちに気づいたように、結婚はどこかでスイッチが入ればいいんじゃないかなって思います。
−Sさん、Uさん、ありがとうございました!
友達みたいな関係というのは、結婚生活をこれから先ずっと続けていく上でとても大切な感情だと思います。
結婚は「生活」だから、居心地の良い関係というのはそれだけで素晴らしい相性。
そんなことを改めて感じさせていただいたインタビューでした。
と言っても、お話しいただいたときのお二人は本当にお互いを思い合っていることがお互いを見る目や態度でとても感じられ、とても素敵なお二人だなと感じた時間でした。
これから婚活を始める方、現在婚活中の方も、「友達かな?」と感じるお相手の中にこそ、運命のパートナーがいるかもと感じていただけるインタビューだったと思います。
素敵なお話をありがとうございました!
テキスト&担当仲人:松浦みづほ(https://ameblo.jp/ka-uni/)